身元確認、検温、安全検査――43の「代表団」と1つの「監視団」が20日午前、段階を分けて北京冬季五輪選手村（パラリンピック選手村）接待センター歓迎ホールを通過した。北京冬季五輪選手村（パラリンピック選手村）の運行テストが始まった。

　説明によると、北京冬季五輪選手村（パラリンピック選手村）の競技前の運行状態を全面的に検証するため、今回は代表団の登録、住民サービス、飲食サポート、PCR検体採取などのシーンの全フローのテストを行った。

　選手村の部屋全体が清潔で整理整頓が行き届いており、ベッドには冬季五輪をテーマとする装飾品や抱き枕がある。北京冬季五輪選手村（パラリンピック選手村）会場運行チーム宿泊副主任の居強氏によると、競技中の選手がしっかり睡眠できるようにするため、選手のベッドに形状記憶綿材質を採用している。すべてのベッドを寝る状態、座る状態などに調整できる。ベッドの長さをプラスしたい選手のためには最長2.4メートルまで継ぎ足しが可能だ。

　良好な居住条件のほか、選手村の飲食も大きな見どころだ。関係者は、「競技中には選手の献立に基づき678種の特色ある料理を提供し、8日毎にメニューを変更する。選手はふるさとの味を楽しめ、かつ健康的で栄養バランスが良く安全だ」と述べた。

　北京冬季五輪選手村（パラリンピック選手村）会場運行チーム総合サービス副主任の楊敬楓氏によると、選手村ではさらに医療、交通、フィットネス、娯楽、ビジネスなど各方面のサービスを提供する。

　楊氏は、「開催期間は中国の春節と重なる。選手村はさらに豊富で多彩な文化交流イベントを開催し、『村人』が中国の伝統的な祝日の雰囲気に浸れるようにする」と述べた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年11月22日