調査データで分かる海外の人たちの北京冬季オリンピックへの評価

　六、北京冬季オリンピックで中国のイメージ向上　偏見を解消

　今回の冬季オリンピックは新型コロナウイルス発生後初めて予定通り行われた世界の総合的なスポーツの祭典で、この祭典を予定通り開催できた意味は非常に大きく、中国の国際イメージを高めた。北京冬季オリンピックに注目した10カ国の調査回答者のうち、中国に対するイメージが良くなった人の割合20％に達した。

　北京冬季オリンピックに注目したことで、中国の科学技術革新と文化産業に対するイメージた変わったという人の割合は最も高く、それぞれ54％と52％に達した。そのほか、経済・金融の発展、ウィンタースポーツの実力、防疫の効果、交通などに対してプラスに変化した人の割合はいずれも40％を超えた。

　中国のイメージの向上以外に、北京冬季オリンピックの成功は海外の中国に対する誤解の解消にもつながった。清華大学新聞・伝播学院の史安斌教授は、谷愛淩、蘇翊鳴、羽生結弦、氷墩墩、「ロボットバーテンダー」、選手のグルメリポート、末端ボランティアのコミュニケーションなど、北京冬季オリンピックは参加式と没入式の「第三者中継」という手段で、少数の西側メディアが貫いてきた「先入観」を取り除いたと見ている。

　今回の調査の「北京冬季オリンピックを通し、中国に対するどのような誤解がなくなったか」という質問で最も多かった回答は、「中国の人権状況に対する懸念」と「中国は民主が欠けている」の2項目だった。そのほか、海外の回答者の「中国は二酸化炭素排出削減などの環境保護の承諾の履行が難しい」、「中国脅威論」などの誤解も、北京冬季オリンピックを通してある程度解消された。

　スポーツ外交、民主外交’、文化交流などは中国の国際イメージの向上を促進する作用がある。北京冬季オリンピックは中国を知る窓口であり、世界に本当の愛すべき中国を知ってもらうことができる。

　今回の調査は中国網が益派数据と共同で実施し、各国の前回冬季オリンピックのメダル数、人口、経済影響力、大陸分布などの要素を総合的に考慮し、国際専門調査サンプルバンクから選んだ10カ国の20～69歳の外国人を対象に行ったランダムサンプリング調査である。調査はアンケート作成、サンプリング、調査、分析の過程から欧州のマーケティングリサーチ学会の国際市場研究基準と道徳規範に基づいて実施した。調査結果は海外の回答者の北京2022年冬季オリンピックに対する感想と見方を客観的に反映している。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年2月28日