中国は29日午後0時43分に西昌衛星発射センターからキャリアロケット「長征3号乙」を使い、衛星「試験10号02星」を打ち上げた。衛星は順調に予定の軌道に入り、打ち上げ任務が無事成功した。科技日報が伝えた。
長征シリーズキャリアロケットの打ち上げは今年53回目。初めて年間50回を突破した長征ロケットは、これにて2022年のすべての打ち上げ任務を無事完了した。
中国工程院院士で、中国航天科技集団第一研究院長征シリーズキャリアロケット上級顧問の龍楽豪氏は、「年間打ち上げ回数で記録を更新したと同時に、新世代キャリアロケットの打ち上げに占める割合が年々上昇しており、22年は約27%に達した。新世代キャリアロケットが全面的な応用的打ち上げ段階に入ったことは、中国のキャリアロケット開発能力と産業化発展能力が新たな段階に進んだことを示している」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月30日