中国疾病予防管理センターが4日に発表した情報によると、中国で流行中の新型コロナウイルスはBA.5.2系統とBF.7系統が主流で、どちらかに感染した後の中和抗体は短期的(3カ月)に比較的高い水準を維持し、その他のオミクロン変異株(XBBを含む)に対して高い交差保護効果を持つと見られる。中国では短期間内に、XBB系統の変異株(XBB.1.5など)が大流行する可能性は低いという。
中国疾病予防管理センターウイルス病予防管理所の許文波所長によると、XBBはオミクロン株のBA.2系統から派生した2つの変異株であるBJ.1とBM.1.1.1の組み替え体で、主に米国、インド、マレーシア、シンガポールなどの国で流行している。米国の新型コロナウイルス感染者に占める新たな変異株の割合が急上昇しており、先週に40%に達した。中国は過去3カ月でBF.7、BQ.1、XBBの流入を観測しているが、BQ.1とXBBは中国でまだ主流になっていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月5日