中国のコロナ政策の調整は、年間の経済データがほぼ出揃う年末に行われた。これにより、新型コロナ感染症発生後3年間の中国の取組の成果を医療・経済の両面から総合的に評価し、西側諸国の成果と明確に比較することが可能になる。
実証的な結論は明らかだ。西側諸国と比較して、中国の過去3年間に渡る医療と経済の取組の成果は奇跡に近いものだ。一方、米国と欧州では医療・経済面で第二次世界大戦後最も深刻な危機的状況となり、米国はここ100年余りで最悪の状況に直面している。
人口比率で計算すると、過去3年間の中国の人口あたり新型コロナ致死率がアメリカと同じだとすれば、中国は450万人以上の命を救ったことになる。EUと比較すると、中国は370万人の命を救ったことになる。
世界の新型コロナによる致死率が中国並みに低ければ、世界の新型コロナ死亡者数は670万人から2万9千人に減少し、米国の死亡者数は110万人ではなく1200人にとどまることになる。新型コロナ流行時、米国の平均寿命はコロナ禍により2019年から2021年にかけて2歳以上短くなったが、中国の平均寿命は78.2歳と着実に伸びており、米国の76.4歳を上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月24日