「新農民」代表、農村振興に若い力を貢献

中国網日本語版  |  2023-03-09

「新農民」代表、農村振興に若い力を貢献。

タグ:農村振興 新農民

発信時間:2023-03-09 10:25:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   近年、農村振興の持続的推進に伴い、「新農民」が増えている。彼らは技術と専門知識を生かして田舎で夢を追い、農村に新しい理念、技術、業態をもたらし、農村振興に若い力を貢献し、素晴らしい人生を歩んでいる。


   癌を患った養父の世話をするために仕事を辞めて村に戻り起業し「新農民」になった1990年代生まれの張志菊氏は今年、全国人民代表大会の代表に選ばれた。彼女は合作社を設立しただけでなく、撮影、ライブ配信、分析も学び、故郷の農産品の販路を開拓した。彼女は、「都市部と農村部の間の伝達者になり、田舎の農産品を外の地域で販売し、生活をよくする希望の光をもたらしたい」と述べ、田舎にいても農村振興に貢献できると自信を持っている。


   第14期全国人民代表大会代表の瀋燕芬氏も故郷に戻った1990年代生まれの「新農民」である。3年前、彼女は深圳での仕事を辞めて故郷に戻り農業を始め、若者チームのリーダーとなって農耕思想を革新し、故郷の荒地を良田に変えた。彼女はホワイトカラーから「新農民」へのモデル転換に成功し、広東省農業農村庁の農機使用第一線の「土専門家」になった。彼女が先頭に立ち、合作社は発展し、農機を使って農作業をする若者が増えた。若者の新しい考え方に着目し、瀋燕芬氏は周辺地域の多くの農機合作社と連携し、広州市初の星付き農機連合社を設立し、農家に統一した農機の維持管理や生産物資の調達などの全過程に及ぶ委託管理サービスを提供している。


   全国人民代表大会代表で北京緑農興雲果物生産販売専門合作社社長の岳巧雲氏は「モモ2世」だと自称する。1980年代生まれの彼女は北京の中心地で十数年にわたり会社員をしていたが、6年前に郊外の平谷区に戻りモモを栽培し、甘さをアップデートする事業に力を入れることを決めた。岳巧雲氏は両親からよく、彼女が生まれた年に家の桃の林に実がなり始め、桃は家族の生活の希望だと言われてきた。しかし、農家の生活は苦しく、両親は彼女がモモ栽培をすることを望んでいなかったため、故郷に戻りモモ栽培をすると伝えた時、あまり賛成していなかった。岳巧雲氏は、父親が早朝にモモを市場に持っていく大変さを気にかけ、まず販売方式を変え、オンラインショップを開設し、ライブ配信を行い、モモを海南島にも販売できるようにした。ライブ配信を手伝いたいと訪ねてくる村民もおり、彼女は村にライブ配信研修クラスを開設した。また、合作社を設立し、農民と協力し産業の相乗効果を形成した。当然、最初は壁にぶつかり、農民のために設定したKPIの道は最終的にうまくいかなかった。都市部で会社員をしていた彼女は、故郷に戻りインターネット時代の新農民になり、インターネットと農村を理解し、産業を発展させることができる。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月9日

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