韓国人動画配信者が中国の都市の宣伝大使に 「中韓友好の促進は私の使命」

中国網日本語版  |  2023-07-04

韓国人動画配信者が中国の都市の宣伝大使に 「中韓友好の促進は私の使命」。

タグ:中韓友好

発信時間:2023-07-04 14:30:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「端午節屈原故郷文化祭は本当に賑やか。これほど心を揺さぶられるパフォーマンスを見たのは初めて」、「中国の田舎道がどれほど美しくなっているか知っていますか。一緒に見に行きましょう」。ある韓国人ブロガーは綺麗にメイクし、柔らかい言葉と甘い笑顔でネットユーザーに中国の茶道、筝、漢服、グルメ、絶景などを紹介している。


 彼女は陳栄恩さんで、普段から友人と中国各地を旅行し、中国の伝統文化や風土人情を体験し、動画を撮影してSNSで配信している。生き生きとして活気のある内容、爽やかで癒される画風で彼女の動画は中国内外から100万人以上がフォローしている。


高給の仕事に就かず中国で就職 中国文化を探索・体験




中国伝統文化の筝を体験する陳栄恩さん(インタビュイー提供)


 今年27歳の陳栄恩さんは韓国の慶州出身。彼女は大学在学中に交流学習で中国に留学し、中国に興味を持った。卒業後、彼女は韓国での高給の仕事に就かず、中国の湖北省宜昌市で観光プランナーになった。現在、彼女は中国で生活して4 年になる。

  

 宜昌で暮らすことにした理由について、彼女は中国網の記者に対し、「宜昌とは縁がある。宜昌と私の出身地の慶州は友好都市で、母も中韓文化を紹介する仕事をしている。自分にとって、宜昌は第二の故郷」だと話した。


 2020年の新型コロナウイルス流行後、観光業はダメージを受け、陳栄恩さんの仕事にも一時期影響があった。そこで、彼女は外国人として自分の中国生活を動画で記録した。コロナ禍で、彼女は中国政府の素晴らしい対応能力と湖北人の団結し貢献する精神を感じた。「動画を通して韓国、さらには全世界のネットユーザーにコロナ禍の中国人のリアルな生活を伝え、中国内外の情報の隔たりを減らすために貢献したいと思った」と陳栄恩さんは話す。


 この数年で、陳栄恩さんは湖北省、北京市、上海市、香港地区、澳門地区、重慶市、広東省、雲南省などに行き、壮大な三峡ダム、風光明媚な三峡の民家、雄大で険しい恩施峡谷、この世の仙境のような張家界を自分の目で見て、親切な中国人にも出会った。


 彼女はSNSで、中国で体験した伝統文化も紹介している。窓に貼る切り絵を学んだり、製茶職人から茶摘みと加工を学んだり、民族衣装を着てトゥチャ族の生活を体験する様子を紹介。陳栄恩さんは、「中国文化を知れば知るほど、その魅力の多面性がわかる。中国文化は歴史が長いが新鮮さもあり、奥深い。最近の中国から中国文化の数千年の歴史の蓄積を感じることができ、これも中国に魅力を感じた部分」だと話した。


「宜昌都市観光イメージ大使」に 中韓の友好を積極的に促進


 陳栄恩さんは、「中韓両国は隣り合うが、文化には大きな違いもある。大部分の韓国人はメディアを通して中国を知るが、メディアの報道は偏っていることがあり、一部の韓国人の中国に対する認識にずれが生じている」と率直に述べた。彼女はオンラインとオフラインの宣伝に積極的に参加し、中韓両国の文化交流を促進し、韓国人に中国の魅力を伝えようと努力している。


 2023年、宜昌と慶州は友好都市締結10周年を祝った。今年5月、陳栄恩さんは宜昌市代表団メンバーとして故郷で宜昌を紹介した。大部分の韓国人は、宜昌をあまり知らない。今回のプロモーションを通し、故郷の人たちが宜昌を知り、実際に訪れてくれたら、彼女は誇りを感じ、中国文化を紹介することが有意義なことだと深く認識することができる。


 現在、陳栄恩さんは動画配信者というだけでなく、宜昌観光イメージ大使と宜昌都市ブランド宣伝大使も務めている。そのほか、在武漢韓国総領事館は彼女に青年公共外交官という栄誉を授与した。陳栄恩さんは、「中韓両国が支持してくれ、文化交流の仕事をしっかりやろうという気持ちがより強くなった。今後も中国文化と絶景の動画を撮影し、多くの未知とサプライズを探索していく。中韓友好を促進することは私の使命なので」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月3日


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