「この数日間、あらゆる国の人々が成都に来たことを喜んだに違いない。ここでは中国人の親切なもてなしと多彩な中国文化が感じられる」。国際大学スポーツ連盟（FISU）のエリック・サントロン（EricSaintrond）事務総長はこのほど、成都で開催されたFISUワールドユニバーシティゲームズのメディアセンターで取材に応じ、大会が世界の青年にどのような交流と発展をもたらしたかについて答えた。

　同氏は、大会に参加する世界中の青年にとってはスポーツがキャリアの一部であり、もちろん競技場で良い成績を収めたいと思っているが、大切なのは「他国を発見すること」だと語った。「文化交流も同じように大切で、選手たちは映画スターのように街を歩き、成都市民と交流・記念撮影をしている。試合のプレッシャーがなく、純粋に青年が集まっている様子はとても素晴らしいと感じた」。成都大会が彼らに中国文化を楽しみ、分かち合える素晴らしいプラットフォームを提供したとの見解を示している。

　また、成都大会が世界各地の青年の交流と相互理解を促進したことに加え、競技会場でのハイレベルな試合と2万人近い大会ボランティアの熱心な奉仕にも感銘を受けたという。「バドミントン団体の決勝戦は私がこれまで見た中で最も素晴らしい決勝戦の一つだ。試合の質が高く、印象に残っている」。これが大会で最高の経験の一つだったと興奮気味に語った。

　各競技会場やサービスセンターで活躍したボランティアについては、彼らの奉仕が今大会の成功に大きく貢献したと述べた。「ホテルでも会場でも見かけた彼らは美しく善良で礼儀正しい。成都大会はボランティアひとりひとりを非常に尊重し、彼らの尊厳と価値の実現を重視している。成都ではすべてがうまく組織化されており、ボランティアのニーズが重視され、満たされていた」と話した。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年8月12日