中国地質調査局広州海洋地質調査局が筆頭となり研究開発した中国初のフロート式海洋温度差発電システムが海上試験に成功した。実際の海況条件での海洋温度差発電の原理検証と工学稼働は中国初となる。
海洋温度差発電は海洋再生エネルギーの1つで、海洋表層水と海洋深層水の温度差で発電し、開発価値と潜在力は極めて大きい。8月、「海洋地質2号」船はこのシステムを搭載し、中国の南中国海の1900メートル深海海域で初の海上試験を実施した。試験の発電時間は4時間を超え、最大発電効率は16.4キロワット、有効発電利用率は17.7%に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月29日