share

世界初、中国が月の高画質地質「アルバム」を撮影

中国網日本語版  |  2024-04-22

世界初、中国が月の高画質地質「アルバム」を撮影。

タグ:月の高画質地質

発信時間:2024-04-22 14:15:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 月がこれほど鮮明であったことはない。世界初の高精度月地質画像集が21日0時、北京市で正式に発表された。この画像集は中国の科学研究チームが作り、主に嫦娥プロジェクト科学観測データにもどつく。スケールは250万分の1。現時点で精度が最高の月全体地質「アルバム」だ。


 月は我々から最も近い星だ。人類はこれまで長期に渡り月探査を続けてきた。米国のアポロ、ソ連のルナ、中国の嫦娥などの月探査活動の実施により、人類の月への認識がかつてないほど高まった。


 中国科学院地球化学研究所の劉建忠研究員によると、月の地質画像を作ることで月への認識を深め、また月の科学研究及び観測、さらには月面基地建設を力強く支えることができる。


 長期的に世界で使用されてきた月の地質画像は、主に米アポロ計画で得られたデータと資料に基づくものだった。世界の月上陸探査及び研究の発展の加速に伴い、これらの月の地質画像が大きく時代遅れになった。


 劉氏は、「これらの地質画像のうち精度が高いのは極地の画像のみで、月のわずか500万分の1のスケールしかない。これらの月の地質画像は古く、人類の過去数十年の最新の研究成果が十分に反映されていない」と説明した。


 これを鑑み、中国月探査事業初代首席科学者の欧陽自遠院士は2012年に、新たな月地質画像作成の構想を掲げた。


 中国科学院地球化学研究所、吉林大学、山東大学などの多くの機関の科学研究者が参加するチームがその後、十年以上の取り組みによりこの「アルバム」を作った。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月22日


Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで