share

メーデー連休、若者の新トレンドに注目

中国網日本語版  |  2024-04-29

メーデー連休、若者の新トレンドに注目。

タグ:若者の新トレンド

発信時間:2024-04-29 13:31:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 北京市でこのほど発表された「若者旅行新トレンド2024」(以下「報告書」)によると、今年第1四半期のユーザーの旅行関係の検索の需要が前年同期比で40%増えており、うち18−35歳が75%を占めている。複数のオンライン旅行会社のデータによると、大学生(18−22歳)を始めとする00年代生まれの若い観光客が観光市場の新勢力になっている。携程のデータによると、今年の5月1日からのメーデー5連休に00年代生まれの間で人気の旅行先は重慶市、上海市、武漢市、北京市、南京市、天津市、西安市、長沙市、成都市、青島市となっている。


 従来は観光地めぐりが重視されたが、現在の若者は興味や趣味が旅行の主な原動力になっている。これは注意すべき傾向だ。コンサートやアニメコンベンションなどは若者の気軽な旅行の理由になる。中国伝媒大学文化産業管理学院の熊海峰准教授によると、「音楽+観光」「公演+観光」「展示+観光」「イベント+観光」といったさまざまな融合型の新業態を持つ文化・娯楽・観光活動が、若者の外出の重要な理由になっている。


 二次元愛好家の祭典である各地のアニメコンベンションも、若者の連休中の目的地になっている。報告書によると、第1四半期の「アニメコンベンション」の検索件数は前年同期比で445%増加し、18−24歳の若者が79%を占めた。展示の関連情報を検索する他にも、アニメコンベンションのファンはイベント前に会場でのマナーを学習し、これらに関する知識の検索数が急激に増えている。


 中国社会科学院新メディア研究センター副主任で、中国社会科学院大学ニュース伝播学院副院長の黄楚新氏はこのほど中新財経の取材に応じた際に、「若者の旅行の新トレンドは、その消費の心理と理念の変化を反映している」と述べた。


 黄氏によると、若者は消費の数ではなく質を重視する。また多くの若者にとって消費はもはや単なる購入行為ではなく、自分を表現し感情を伝え自己価値を実現する方法だ。彼らは観光消費においても感情の交流と共鳴をより重視するという。


 興味深いことに、若者は多くの「廉価版」観光スポットを発掘した。「センポルナの廉価版」の威海、「東南アジアの廉価版」のシーサンパンナなどが、オンライン旅行会社のサイトで注目度を上げている。


 都市の特色が不可欠であるだけでなく、若者はコストパフォーマンスも特に重視する。彼らは好きなものにお金をかけ、他は極力節約するという態度であり、旅行についてもそれにこだわる。

 報告書によると、若者は食事や宿泊を安く済ませようとするが、体験型のアクティビティにはお金をかける。格安ホテル、民宿、ユースホステルなどに検索数が集中している。また若者は美しい瞬間を記録する旅行写真にお金をかけたがる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月29日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで