自然資源部国土空間生態修復司の盧麗華副司長は6月3日、近年、中国の生態保護修復は著しい成果を上げ、グローバル生態ガナバンスの面にも貢献し、世界の生態文明の構築に中国の知恵と力を提供していると紹介した。

　国際連合環境計画（UNEP）駐中国事務所は6月3日、北京市で「2024年世界環境デーテーマイベント」を主催した。盧麗華氏はイベントで、中国は生態保護のレッドラインを制定し、重要な生態空間のレッドライン管理控制を実現すると紹介した。全国で52項目の山水林田湖草砂一体化保護と修復重大プロジェクトを実施し、1億ムー以上を整備する。2016年以降　廃鉱450万ムー超、海岸線約1680キロメートル、臨海湿地75万ムー超を整備し、中国は世界で数少ないマングローブ林の面積が増加した国の1つとなった。

　中国山水プロジェクトは、国連の第1弾となる10大「世界回復フラッグシップ」に選ばれた。国際連合環境計画の駐中国代表の塗瑞和氏はイベントで、「中国は世界最大規模の生態系修復作業を展開し、生態修復の面で行った作業と上げた成果は国際社会から高く評価されている。中国の関係政府部門が生態保護、修復の実践とケースを国際社会と積極的にシェアすることに期待している」と述べた。

　同日のテーマイベントは２回の対話も実施し、出席者らは土地保護修復の実践と経験をシェアした。国連駐中国機関、政府部門、科学研究機関、企業、大学、非政府組織の代表が出席した。

　6月5日は世界環境デーにあたる。2024年世界環境デーは土地の回復、砂漠化抑止、干ばつ能力の構築に重点を置き、各国政府と多国間組織に約束履行を呼びかけ、多くの生命に共通して必要な土地を回復させ、民間社会団体、企業、個人の意識を高め、各自が土地と平和に付き合う責任を深く認識するよう促す。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年6月10日