SNSでは最近、中国医学の大病院による烏梅湯、養毛ドリンク、減脂茶などの中国医薬ドリンクが徐々に頭角を現している。ネット上で人気のミルクティーやコーヒーなどと肩を並べる新たな話題になっている。
今や中国医学病院による各種中国医薬ドリンクが広く注目を集め、好評を博している。特に若い世代は冷たい飲み物を「新中国式」ドリンクに持ち替え、中国医薬ドリンクへの強い興味と高い評価を示している。専門家は、「新中国式」ドリンクが本質的には中国医薬の範囲内であることから、飲用前に医師の診断を受けることで適切性と安全性を保証するよう促した。
「新中国式」ティーバッグ、中国医薬の流行に向けた積極的な模索
浙江省中国医学病院が烏梅湯を昨年発売すると、直ちに市場から大反響を呼び、3日間で20万点以上の好成績を収めた。病院は今年も努力を重ね、最新の2.0版烏梅荷葉飲を発売した。この飲み物は販売開始からわずか24時間で各大手SNSで大きな話題となり、注文数最大115万点という驚異的な記録を打ち立てた。
湖南省でも、この「烏梅飲」がけん引する健康のトレンドが多くの市民から注目されている。湖南中医薬大学第一附属病院が開発した「烏梅甘露飲」が今月17日、正式に一般向けに発売された。第1陣のティーバッグは販売早々売り切れとなった。古い調合からインスピレーションを得て、「加減化裁」を経て作られた。病院は生薬の集中調達により効果的にコストを削減した。
「新中国式」ティーバッグの人気は、中国医薬の現代化及び流行化の道における積極的な模索と実践を象徴する。長沙市第一病院中西結合科主任、副主任医師の湛韜氏は、「現在の中国医薬ドリンクの流行はまず、人々の健康意識の高まりを示している。次に、人々は中国医薬と伝統文化により夢中になっている。中国医薬の多くの生薬は確かに薬食同源で、性質が比較的穏やかな中国医薬でドリンクを作るのは専門的に見ても実行可能だ」と述べた。
長沙市中国医学病院(長沙市第八病院)主任薬剤師で、湖南省の有名中国医学医師の鄧曼静氏は、「中国医薬ティーバッグなどの中国医薬製品の中心的な目標は、体質改善という重要部分をめぐり正確に治療を施すことだ。かつて人々は中国医薬というと、黒く苦く飲みにくいと感じていた。今や新中国式のティーバッグが人気になり、病院と医師に、中国医薬の伝承と発揚においてより多くの可能性を模索するという新たな発想をもたらした」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月25日