中国の開発者が国内の激しい競争を背景とし海外市場での成長を模索する中、彼らが開発する生成AI(人工知能)技術駆動型の学習支援アプリが米国でセンセーションを巻き起こしている。香港紙「南華早報」(電子版)が22日、伝えた。
リードしているのは「作業幇」の開発者である、北京のある教育技術スタートアップ企業が開発した「Question AI」だ。あるモバイルアプリデータ会社の統計によると、Question AIは今年2-5月にかけて、米アップルストアとグーグルプレイストアの学習支援アプリランキングのトップ3に入った。
中国のこれらの企業は、中国市場での競争の激化を背景とし、米国市場での競争で成功を手にした。中国ではすでに200種以上のAI応用向けの大規模言語モデルが開発された。今年3月までに中国では100種以上の生成AIの届け出が順調に完了した。
これらのアプリ(基本的な機能は無料で追加機能は有料)は生成AIの能力を利用し、技術、工学、数学、経済学、物理、化学、文化などの学科の米国人学生の学習を支援している。
使用者が携帯電話で問題を撮影しアップデートするだけで、これらのアプリは答案を生成し、詳細な解答の手順と説明をつける。
西側市場に照準を合わせる中国のアプリ開発者が増えている。例えば「猿輔導」所属企業が開発した数学解題アプリ「Checkmath」や、AIスタートアップ企業のMiniMaxが開発したユーザーとチャットボットのインタラクションを認める「Talkie」がある。Talkieは現在、米グーグルプレイのエンタメアプリランキングで4位になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月25日