中国は今週、各国政府の首脳と高官を迎える。中国外交部の情報によると、スペインのサンチェス首相が今月8−11日、中国を正式に訪問する。シンガポールのバラクリシュナン外務大臣が8、9日、訪中する。ノルウェーのストーレ首相が9−11日、中国を正式に訪問する。
スペイン紙「エル・ムンド」は、サンチェス氏の今回の訪中には経済の大きな特徴があると伝えた。スペインのカルロス・クエルポ経済・通商・企業大臣とホセ・マヌエル・アルバレス外務大臣が随行する。代表団には、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行、テクニカス・レウニダス、セプサなどの多くのスペイン大手企業の代表者が含まれる。また報道によると、自動車産業は今回の訪問の戦略的重点の一つで、部品メーカーのアントリンとゲスタンプが今回の代表団に加わっている。サンチェス氏は北京の他にも上海市を訪問し、新設されたインスティトゥト・セルバンテスの除幕式を執り行う予定だ。
シンガポールメディアは8日、バラクリシュナン外務大臣の訪中日程に注目した。シンガポール華字紙「聯合早報」によると、バラクリシュナン氏の訪中にはシム・アン外務兼国家開発担当上級国務大臣らも随行する。シンガポールでアジア太平洋問題を研究するアナリストは8日、「環球時報」特約記者に対して、「シンガポールトップの外交官が新政権誕生後に初めて訪中する。昨年3月にリー・シェンロン首相(当時)が訪中した際に、双方は両国関係を全方位高度未来志向型パートナーシップに格上げすることを宣言し、両国関係の今後の発展の方向を示した。バラクリシュナン氏の今回の訪中は、両国関係の発展方向を再確認し、再びその基礎を固める」と述べた。
ノルウェーのストーレ首相は北京に移動する前日の8日、ノルウェー放送協会に対して、「均衡点を見つけ中国と協力し、貿易を行う必要があるが、協力しない分野も保留する。ノルウェーが米国の中国への措置を自動的に模倣することはない。例えばノルウェーは中国製EVに追加関税を導入していない。中国製EVを購入すべきでないとの提案は今のところ受けていない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月9日