西蔵自治区日喀則市白朗県巴扎郷の秋の収穫風景(ドローンで撮影)
収穫の時期になり、「西蔵の穀倉」と称される日喀則市の大地は黄金色に輝いている。日喀則市白朗県巴扎郷の農家は機械を使い、効率的に裸麦を収穫している。
巴扎郷は2014年に合作社を設立し、郷内846世帯の農家が受益し、村民は合作社の農機具を使用できるだけでなく、年間1000元以上の配当金も得ている。これらの現代的な農機具は裸麦の収穫効率を高め、村民の労力も軽減した。
機械化作業のほか、合作社は「蔵青2000」「蔵青3000」「喜瑪拉22号」などの裸麦の新種を普及させている。これらの裸麦の優良品種は西蔵市場の需要を満たすだけでなく、甘粛、青海、四川、雲南などにも出荷されている。今年、郷合作社の裸麦の優良品種の販売量は158万1150キログラム、売上高は1140万元に上る。
巴扎郷は西蔵の農業現代化の縮図と言える。西蔵自治区農業農村庁の統計によると、2023年の西蔵の裸麦生産量は84万3600トン、栽培面積は222万8700ムー、標準農地は430万ムー、裸麦優良品種のカバー率は93%に達し、主要穀物の耕作総合機械化率は71%以上となった。新華社記者 晋美多吉撮影