有人宇宙船「神舟19号」を運ぶ「長征2号F」ロケットが10月30日午前4時27分、酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。AFP通信やロイター通信などの域外主流メディアが注目し、中国有人宇宙事業が新たに手にした重大成果を高評価した。
AFP通信は、「神舟19号がロケットから切り離され、予定の軌道に入った。乗組員はコンディションが良好で、神舟19号の打ち上げ任務が無事成功した」と伝えた。
また、「神舟19号の乗組員は軌道上での滞在期間中、宇宙貨物船・天舟8号と神舟20号を迎える。2025年4月下旬もしくは5月上旬に東風着陸場に帰還する」と報じた。
ロイター通信は、「中国有人宇宙事業の有人飛行は今回が14回目。神舟19号の乗組員は飛行中、86件の宇宙科学研究及び技術試験を実施する」と伝えた。
複数の海外メディアは神舟19号の打ち上げに注目する他、中国航空・宇宙事業の発展を積極的に評価した。ロイター通信は、「中国初の有人宇宙実験船・神舟1号が1999年11月20日に打ち上げられた。これは中国有人宇宙事業にとって初の飛行実験成功だ」と伝えた。
ロイター通信は中国初の宇宙飛行士である楊利偉氏の活躍を振り返った。楊氏は2003年10月15日、神舟5号に乗り宇宙を旅した。
米FOXニュースは、「中国の第1・2世代の船外宇宙服『飛天』は現在まで、17人の宇宙飛行士による17回の船外活動をサポートしている。中国宇宙ステーションの建設と効率的な運転を力強く支えている」と報じた。
多くの域外メディアは、「東方紅1号」から神舟19号までの数十年で、中国宇宙事業関係者が自力更生と独自のイノベーションにより、多くの成果を創出したことに注意している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月31日