2024年WSBKスーパーバイク世界選手権の最終戦が10月20日、スペインのヘレスで開催され、中国が自主開発した量産型バイクが優勝した。今回優勝した車両は凱越(Excelle)が自主開発した350RRバイク。
WSBKスーパーバイク世界選手権は世界トップレベルのバイク選手権大会の1つで、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が主催し、世界各地から最も優れたバイクメーカーとライダーが集まる。ルールは厳しく、ライダーは激しい競争の中で優れた技術と忍耐力を試される。凱越機車は中国から同大会に参加した初のメーカーで、今年で2年目となる。ニューモデルの凱越350RRは、世界のハイレベルの競技で頭角を現し、わずか2年でゼロから世界有名ブランドメーカーと肩を並べるようになり、2023年初めの最下位から差を縮め、今大会での優勝を果たした。
業界関係者は、凱越の今回の優勝は時代を切り開いたと見ている。中国国産バイク業界の歴史的な飛躍だけでなく、世界に中国のバイク製造業の努力と粘り強さ、革新能力も示した。近年、世界の有名なバイク展示販売イベントのほぼ全てで中国メーカーのバイクを多く目にし、中国の産業の国際市場に進出しようという努力が顕著に現れている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月2日