中国商業宇宙企業、広州中科宇航探索技術有限公司(以下「同社」)は、衛星15基を予定の軌道に送り込んだと発表した。これにはオマーンのために打ち上げた衛星1基が含まれる。米サイト「Space.com」が伝えた。
同社が開発したロケット「力箭1号遥5」が北京時間11日12時3分、酒泉衛星発射センター東風商業航天創新試験エリアで点火され、打ち上げられた。オマーンの取引先の「オマーンスマートリモートセンシング衛星1号」を搭載。このスマートリモートセンシング光学計算衛星はAI計算ペイロードを特徴とし、スマート操作システムを搭載し軌道上での処理・分析を行う。国土調査、都市計画、森林調査、災害モニタリングなどに活用可能だ。
今回の打ち上げは、この中国民間企業が初めて海外取引先に打ち上げサービスを提供したことを意味する。同社は輸出規制や米スペースXの挑戦に直面しているが、より広範なグローバル戦略を推進中だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月15日