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中国ECサイトの送料無料エリアが拡大 海外からの注文増加

中国網日本語版  |  2024-11-26

中国ECサイトの送料無料エリアが拡大 海外からの注文増加。

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発信時間:2024-11-26 15:51:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「送料無料エリア」は江蘇・浙江・上海だけでなく、海外の多くの国と地域も対象となっている。淘宝(タオバオ)は「送料無料エリア」をシンガポール、マレーシア、タイ、日本、韓国、ベトナム、カンボジア、中国香港地区、澳門地区、台湾地区を含む10の国と地域に拡大した。また、京東全球購(JDワールドワイド)はマレーシアとタイを新たに送料無料地域に加えた。これらのエリアの消費者は一定額以上の購入で送料が無料になる。

送料無料に後押しされ、海外からの注文が激増した。今年の「双十一」(ネット通販セール)、淘宝天猫(Tmall)の越境送料無料に参加した約7万店近くで取引が倍増した。

送料無料の風は実は早くから吹いていた。今年7月、淘宝は「大服飾世界送料無料計画」を打ち出した。9月、この送料無料計画は当初は服飾業者向けだったが、全業界に参加のチャンスが拡大。「双十一」期間、越境送料無料の対象商品はさらに増え、服飾、化粧品、3Cデジタル製品、アートトイ、母子用品、インテリア、アウトドア・スポーツ用品など様々なカテゴリに拡大した。

今年8月、ホームテキスタイルなどの雑貨を主に扱う蔓越家が淘宝の「世界送料無料計画」に加わり、海外からの注文受付を開始した。「最初はワンクリックで世界に売るということは、つまりワンクリック委託管理協定で私たちの商品を世界に売ることができると思っていた。その後にもう一つの含意があり、商品を1点ずつ海外に発送できると気がついた」と、蔓越家の責任者の蔡曼曼氏は話した。3カ月の体験を通し、スタッフを増やさずに「ワンクリックで世界に売る」と「1点を世界に売る」という便利さを実感したという。彼女によると、店は倉庫から集配倉庫までの輸送費を負担するだけで、海外への輸送費はサイト側が負担してくれる。

低コスト、簡単な操作、後顧の憂いは業者が一致して感じている。このような良好な体験は海外委託管理という新たな経営方式のおかげで、業者は貨物の所有権と価格設定の権利を有し、既存のサイトで「ワンクリック」で海外市場を開拓することができ、余分に運営コストがかからない。海外からの注文を受けると、業者は貨物を国内の集配倉庫に発送し、その後の物流はサイト側に任せる。海外の消費者から返品や返金の申し出があった場合、サイトがコストを負担する。そのほか、「世界送料無料計画」に参加すれば、返品の不安もなく、返品時の送料も業者は負担する必要がない。

物流インフラの整備が、ECサイトの海外送料無料エリア拡大を支えた。

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