中核集団傘下・中国核電投資控股の漳州原発1号機が1日、正式に商用運転を開始した。これは「華竜1号」の量産化の重大な進展を象徴する出来事だ。
漳州原発1号機は2019年10月16日着工で、中核集団が投資・建設する5基目の華竜1号だ。1800日余りを経て、安全品質の保証を前提とし、商用運転に成功した。
中国核電工程有限公司設備フルセットセンター総経理の張継心氏は取材で、「華竜1号研究開発チームは東方電気や哈電集団などの国有企業58社及び140社以上の民間企業と協力し、産業チェーン川上・川下の5000社以上をけん引し、411台の中核設備の国産化を共に達成した。中国製造から中国創造への飛躍を実現した」と述べた。
華竜1号は中国が完全に独自の知的財産権を持つ第3世代原子力発電技術で、世界最高の安全基準を満たしている。華竜1号はすでに世界で運転中・建設中のうち数が最も多い第3世代原発技術となっている。
関連データによると、華竜1号の年間発電量は1基当たり100億kWh以上で、中等先進国の年間100万人の産業・家庭の電力需要を満たせる。また標準石炭の消費量を毎年312万トン、CO2排出量を816万トン削減し、7000万本以上の植林に相当する。
漳州原発2号機は現在は調整段階で、26年の系統接続と発電を予定している。2期プロジェクトの3・4号機は24年に着工済み。拠点のフル稼働後の年間発電量は600億kWhにのぼる見込みだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月7日