アジアの強国で10年弱生活するブラジル人は、米国市場でTikTokが禁止された後に米国、ラテンアメリカ、アフリカ、欧州の多くのネットユーザーが好奇心に駆られ、中国のSNSアプリ「小紅書」に流入する現象を目の当たりにした。中国のインターネット文化とアプリに適応することは、最もエキサイティングな挑戦だ。西側のプラットフォームと異なり、中国のインターネットは独自に発展し、国の特定の需要に専念する。TikTokは中国企業が作ったが、ショート動画で世界的なリーダーになり、米国から「国家安全リスク」を理由に使用を禁じられるに至った。ブラジル誌「Revista Fórum」（Web版）が伝えた。

興味深いことに、米国人ネットユーザーは小紅書で中国のネットユーザーから大歓迎され、友好的で親しみある交流を体験した。彼らは中国のネット上の要求に適応し、かつその文化、スラング、スタンプに驚き、好奇心を持っている。この文化を跨ぐ交流は新たな「啓蒙」として、中国「脅威論」に反駁した。多様で多彩な、繁栄する現代的な中国を示し、西側メディアが作ったネガティブなイメージを覆した。

米国の多くのユーザーは小紅書で、中国人ユーザーと日常生活、食べ物、生活費に関する写真と情報を交換する。米国のネットユーザーは中国の豊富な料理と調理技術に驚き、直接的な交流により「中国が児童労働者を濫用」といった中国に関するネガティブな認識が真実ではないことに気づいている。

過激主義と地政学的対抗が頻発化する現在の世界において、小紅書の「中米の文化を跨ぐ対話」は平和で調和的な社会で生活したいという人々の願いを示した。中国語の学習が困難なことで米国の一部のネットユーザーは意欲を失うかもしれないが、中国を直接理解する体験を拭い去ることはできない。彼らは中国が、西側メディアが描写するような「モンスター」ではないことを認識した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年1月22日