商務部などの9機関はこのほど、「シルバー観光列車の増発、サービス消費の発展促進に関する行動計画」を通達した。商務部は関連機関と共同で11日に会見を開き、関心事について回答した。

商務部サービス貿易司の孔徳軍司長は、「シルバー観光列車の増発は、観光サービスの供給の革新、高齢者の福祉促進、サービス消費の拡大に対して積極的な意義がある」と述べた。

国鉄集団客運部の朱文忠副主任は、「観光列車はツアー客の日程に基づき運行計画を立てられる。路線を柔軟に調整し、各スポットをつなぎ、途中下車し観光し、人と共に列車が動き、昼に観光し夜に運行するといった特徴と強みがある。うちシルバー観光列車は主に高齢者向けに開発し、その特定の需要を満たし、高齢者を主要ターゲットとして運行する観光列車だ」と説明した。

国鉄集団の2024年の観光列車運行本数は1860本。ビッグデータ分析によると、うち高齢者の割合は80％弱で、鉄道観光列車市場の主な利用者となった。

朱氏は、「3年間でシルバー観光列車発展の新たな構造を構築する。国鉄集団は27年に100本以上の鉄道シルバー観光優良路線を、160本のシルバー観光高齢者専用列車を作り、シルバー観光列車の運行規模を2500本以上にする。1省1本という目標に基づき、鉄道シルバー観光の優良ルートを発表する。高齢者向けの専門的なサービス・管理チームを備え、高齢者向けサービスの革新に取り組み、列車医療看護サービスを整える」と述べた。

孔氏は、「シルバー観光列車はすべての年齢層の旅客に向けられる。シルバー観光列車の増発は、各年齢層の消費者への奉仕を踏まえた上で、高齢者向けの施設とサービスをさらに改善し、高齢の観光客にやさしい観光列車を作り、高齢者の福祉を促進する措置だ。高齢者や子供を連れてシルバー観光列車に乗り、車内で一家団欒を楽しむことを歓迎する」と話した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月12日