中国のソフトエンジニアは6日、独自に思考し行動する革命的な自律型AI（人工知能）エージェント「Manus」を発表し、世界のAI業界で衝撃を起こした。米誌「フォーブス」が伝えた。

Manusは単なるチャットボットでも、近未来的な旗印を掲げる改良型検索エンジンでもない。これは世界初の完全自律型AIエージェントであり、人間を補助するだけでなく、人の代わりになる。本質的には、人間特有のためらいによる効率低下を排し、業界横断的なタスクを処理するよう訓練された「デジタル万能者」だ。

AI分野の主要なストーリーは近年、OpenAIやグーグル、メタといった米国の大手テック企業が開発した大規模言語モデルをめぐり展開されてきた。最先端のチャットボット生み出した者がAIの未来を制すると考えられてきた。しかしManusはこの観点を打破した。これは単なる既存AIの改良版ではなく、受動的な支援から自律的な行動へと焦点を移した、新たなカテゴリーの知能だ。しかもこれは完全に「中国製」だ。

今やManusが本物かどうかは争点ではない。これは膨大な証拠によって証明されている。問題なのは、世界のその他の地域がどれほどスムーズにに追随できるだ。自律型AIエージェントの時代はすでに幕を開け、中国が流れをけん引している。知能がもはや人類の専売特許ではなくなった世界において、仕事、創造、競争が何を意味するか、人々は見直さざるを得ないかもしれない。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年3月11日