中国は野生動植物資源が非常に豊富だ。陸生脊椎動物は約3100種で、命名済みの昆虫は13万種。高等植物は3万8000種以上で、うち希少・絶滅危惧野生植物は4000種以上。
中国は近年、野生動植物保護法律規則体系を持続的に改善し、野生動物保護法を改正している。国家重点保護野生動物、野生植物、「三有」動物(重要な生態学的、科学的、社会的価値を持つ野生生物)のリストを調整・発表し、陸生野生動物重要生息地リストを発表し、全国野生動植物保護プロジェクトを実施している。世界最大の国家公園体系を構築し、国家重点保護野生動植物の80%以上の種と生息地を保護している。ジャイアントパンダ、アジアゾウ、センザンコウ、シフゾウ、ズアオキノドガビチョウ、トキなどの象徴動物保護研究センターを統合・設立し、象徴種を中心とする重要生態系の全面的かつ高水準の保護を促している。
最新の観測結果によると、ジャイアントパンダの野外個体数は1980年代の約1100頭から1900頭弱に増え、ユキヒョウは1200頭以上まで回復した。アムールトラとアムールヒョウの数は2017年に国家公園体制の試行当初の27頭と42頭から、70頭と80頭前後に増加した。ハイナンテナガザルの野外個体群は40年前の2群のみの10頭未満から7群の42頭に増加。トキは発見当初の7羽から7000羽以上に増加。アジアゾウの野外個体数は150頭以上から300頭以上に増加。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月19日
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