中国国家市場監督管理総局食品安全協調司の司光司長はこのほど、国務院食品安全委員会弁公室の会見で、「食品安全リスクは現在オフラインで生じているだけでなく、オンラインにも存在する」と述べた。
食品の安全確保は生産・加工・流通の多段階にわたり、どの段階で問題が出ても食品安全全体に影響が及ぶ。中共中央弁公庁と国務院弁公庁はこのほど、「食品安全全チェーン監督管理のさらなる強化に関する意見」(以下「同意見」)を通達し、農地から食卓までの全ライフサイクルと全チェーンの監督管理に焦点を当てた。うちオンライン食品販売新業態の監督管理の強化は重要な内容だ。
司氏はオンライン販売などの新業態の食品安全リスクについて、「ECプラットフォームの急速な発展は食品経営方法に深く影響を及ぼした。フードデリバリーサービス、ライブコマース、コミュニティ共同購入などの多くの新モデルを生んだ。同時に品質保持期限のクラウド改ざん、資格証明のPS化、農産物の加工ライブ配信などの新たなリスクが存在し、食品安全の監督管理に多くの課題をもたらした」と述べた。
司氏によると、同意見は食品安全の「クラウド防衛線」をしっかり築くため、オンライン食品販売新業態監督管理の強化について明確な要求を掲げた。オンライン取引プラットフォーム、配信者及びそのサービス機関、広告活動参加者、食品生産経営者などの就業者に対して、食品安全責任を果たすよう促した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月11日
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