中国初の跨座式モノレール(以下「モノレール」)路線である重慶軌道交通2号線は18日、正式開通20周年を迎えた。過去20年間、重慶のモノレールは「無から有へ」「弱から強へ」の歩みを経て、「世界一長い単一路線モノレール」「単日輸送量世界一のモノレール路線」など、数々の「世界一」を打ち立ててきた。
中国(重慶)モノレール交通発展成果展示プロモーション会議・2025国際モノレール交通(重慶)持続可能な発展フォーラムが18日、重慶市で開催された。中国、シンガポール、マレーシア、イタリア、ベトナムなどの関係者が出席し、一連の協定が調印された。
重慶市は「山城」と呼ばれ、世界レベルの山岳都市の交通難題を解消する中でモノレールが誕生した。重慶軌道集団の薛勝超副総経理は、「20年の蓄積を経て、重慶は多くの専門人材と豊富な特許・技術成果を手にした。モノレールを特色とする軌道産業チェーンは都市交通の重要な構成要素となった」と述べた。
ベトナム・ハノイ都市鉄道管理委員会の阮高明主任は、「重慶軌道交通2号線・李子壩駅の列車がビルを貫通して走るデザインは非常に感銘深い」と評価。更に、「これは交通システム、建築物、市民の調和的共存を示している。同駅は単なる工学的奇跡ではなく、都市観光の名所・文化的シンボルとなった。『李子壩モデル』は、多くの都市建設者が現地化に基づき、現地に友好的な交通解決策を模索する原動力となっている」と話した。
阮主任は、「ハノイは国際社会、特に中国との深い連携を重視している。近い将来、紅河を走るモノレールが『ハノイの李子壩』のように登場するかもしれない」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年6月20日
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