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中国、科学技術論文関連の世界一を維持

中国網日本語版  |  2025-11-03

中国、科学技術論文関連の世界一を維持。

タグ:科学技術 論文 引用数

発信時間:2025-11-03 15:17:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国科学技術情報研究所は10月30日、北京で「中国科学技術論文統計報告書(2025年版)」を発表した。報告書によると、中国は各分野で最も影響力のある学術誌掲載論文数、高水準国際ジャーナル論文数及び被引用回数で世界一を維持している。

各分野のインパクトファクター最高ジャーナルは、世界的に最も影響力のある学術誌とされる。2024年に、178分野の高インパクトジャーナル163誌(学際領域ジャーナル含む)に掲載された論文総数は4万2757本。中国の掲載論文数は1万5067本で世界全体の35.2%を占め、世界一だった。

中国のホットペーパー(注目論文)の世界シェアは持続的に拡大し、数で世界一(2位は米国)を維持。2025年8月時点での中国のホットペーパー数は2342本(世界総数の53.2%)で、前年統計比4.6%増となった。

特筆すべきは、中国の高被引用論文数が7万6271本(世界総数の37.41%)となり、前年統計比3.6%上昇で世界2位になったことだ。首位の米国とはわずか11本差まで迫り、両国の差は縮小傾向にある。2024年には、中国の高被引用論文の約3分の1が、中国が主導役を務める国際共著論文だった。

過去10年の最新統計によると、中国人研究者による国際論文の平均被引用数は17.24回で、世界平均(16.43回)を2年連続で上回った。報告書によると、中国の材料科学、工学技術、化学、環境・生態学、物理学、コンピュータ科学、農業科学、薬学・毒物学、数学の9分野の被引用数が世界一。前年統計から物理学と薬学・毒物学が新たに加わった。

中国の国際科学技術論文は世界的に注目を集めている。2024年発表で当年引用された中国の論文のうち、4割以上が海外からの引用であった。インドが中国論文の引用数・引用回数で最多となり、米国、韓国が続いた。化学、臨床医学、生物学、材料科学などで国際引用が特に多かった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年11月3日

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