社会 >
中国宝武鋼鉄集団有限公司の23日の情報によると、中国初の百万トン級ニアゼロカーボン鉄鋼生産ラインが広東省湛江市で完成した。これは中国鉄鋼業界がグリーン・低炭素の発展分野で重大なブレイクスルーを実現したことを意味する。
この生産ラインは従来のコークスの代わりに水素を「主役」として採用し、カーボン排出を大幅に削減。中国鉄鋼業界が従来の化石エネルギーへの依存から脱却するための新しい道筋を提供した。従来の製造プロセスと比較して、この生産ラインはカーボン排出を50％～80％削減可能だ。この水素ベース製鉄技術は、従来の高エネルギー消費・高汚染型の鉄鋼製錬プロセスを覆し、鉄鋼をよりいっそう環境に優しく低炭素にしている。
中国宝武鋼鉄集団有限公司・湛江製鉄プロジェクトリーダーの王洪亮氏は、百万トン級ニアゼロカーボン鉄鋼生産ラインは年間314万トン以上のカーボン削減が可能（2千平方キロメートルの森林再生効果に相当）と紹介。さらに、鉄鋼企業の低炭素転換のモデルとなり、鉄鋼業界の質の高い発展に寄与するとしている。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年12月24日
|
|
 |
