国防費
中国政府は国防法に基づいて、国防建設と経済建設の調和のとれた発展の方針を貫徹し、国防需要の変化に合わせ、国の経済発展と財政収入の増加を踏まえて、引き続き国防費を適度に増加している。
増加した国防費は主に軍人の給与待遇の引き上げ、軍人の社会保険制度のさらなる整備、軍隊の体制・編制の調整・改革の保障、軍隊の人材づくりへの投資増加と人材戦略工事の実施保障、装備費用の適度の増額と軍隊の防衛作戦能力の向上に使われる。
ここ数年来、中国の年度国防費の同期のGDPと国家財政支出に占める比率はほぼ同じであり、大多数の年の国防費の増加率は国家財政支出の増加率を下回っている。
西側の一部の国と比べて中国国防費の絶対額、GDPと財政支出に占める比率はいずれもわりに低いレベルにある。
1978~2005年の中国国防費の支出情況
単位 億元(人民幣)
年度 国防費支出 国家財政支出 財政支出に占める比率%
1978 167.84 1122.09 14.96
1980 193.84 1228.83 15.77
1985 191.53 2004.25 9.56
1989 251.47 2823.78 9.05
1990 290.31 3083.59 9.41
1991 330.31 3386.62 9.75
1992 377.86 3742.20 10.10
1993 425.80 4642.30 9.17
1994 550.71 5792.62 9.51
1995 636.72 6823.72 9.33
1996 720.06 7937.55 9.07
1997 812.57 9233.56 8.80
1998 934.70 10798.18 8.66
1999 1076.40 13187.67 8.16
2000 1207.54 15886.50 7.60
2001 1442.04 18902.58 7.63
2002 1707.78 22053.15 7.74
2003 1907.87 24649.95 7.74
2004 2200.01 28486.89 7.72
2005 2474.90 33708.12 7.34
「チャイナネット」2007年2月
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