国防政策
中国は断固として揺るぎなく平和的発展の道を歩み、防御的国防政策を実行する。国防と軍隊の現代化建設を強化し、国家の安全と統一を守り、いくらかゆとりのある社会の全面的建設の順調な進行を確保することは、中国国防の主な任務である。
中国の国防政策は国家の根本的利益を出発点とし、国の発展戦略と安全戦略に従い、それに奉仕するものである。中国の国家の安全を守る基本的目標と任務は、①分裂を制止し、統一を促進し、侵略を防御し、それに抵抗し、国家主権、領土保全、海洋権益を防衛すること、②国家発展の利益を守り、経済・社会の全面的な調和のとれた、持続可能な発展を促進し、総合的国力をたえず増強すること、③国防建設と経済建設の調和のとれた発展の方針を堅持し、中国の国情に合致し、世界の軍事の発展すう勢に適応する現代化国防を確立し、情報化という条件の下での防衛作戦能力を高めること、④人民大衆の政治・経済・文化権益を保障し、各種の犯罪活動を厳しく取り締まり、正常な社会秩序と社会安定を維持すること、⑤独立自主の平和外交政策を実行し、互信、互恵、平等、協力の新しい安全観を堅持し、わりに長期にわたる良好な国際環境と周辺環境をつくり出すように努めることである。
中国が積極的防御の軍事戦略方針を堅持し、確固として揺るぎなく中国の特色をもつ精兵の道を歩むことは、軍隊建設の既定方針である。1980年代以来、中国は二回も大規模な軍縮を完成し、合計150万人を削減した。2003年9月、中国政府は2005年までにさらに20万人を削減することを決定した。この作業は2005年末に終了した。当面の軍隊の総規模は230万人である。
それと同時に、人民解放軍は国の対外政策を貫徹し、同盟を結ばず、対決せず、第三国に矛先を向けない軍事協力関係を積極的に発展させ、国連の平和維持活動と国際反テロ協力に参与し、さまざまな軍事交流を繰り広げ、非伝統的安全分野の二国間または多国間の合同軍事演習に参加し、外国軍隊の有益な経験を学び、参考にし、一部の先進的な技術・装備と管理方法を選択的に導入して、軍隊の近代化を促進している。
「チャイナネット」2007年2月
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