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第2章 平和的発展と外交
2-9問 中国の外交は「韜晦」戦略を変えて、テロ防止、朝鮮半島の核問題、平和維持などの国際問題で絶えず影響力を発揮しているとの報道があるが、中国外交の宗旨は何か。独立自主の平和外交政策をどのように推進するのか。

 答 前の一時期に、「中国外交の韜晦時代は過ぎ去った」とマスメディアが宣伝したのは確かだが、その見方は間違っている。中国の平和的発展がいばらの生い茂った道を歩まなければならないからである。そのため、改革・開放の設計師の鄧小平氏の制定した「韜晦して何かをする」という外交政策は今後も長期にわたって堅持されていき、変わることはない。

しかし、変わらないことは調整できないことを意味せず、とくに1978年に改革・開放が実行されてから、中国は自己閉鎖の苦境から抜け出し始め、外交政策も適当に調整して、外交の根本的任務が中国の社会主義建設に有利な国際環境の獲得であることをいちだんと明確にした。中国の現在の外交政策の宗旨は、独立自主の平和外交政策を実行し、あくまで平和的発展の道を歩み、自国の発展を通じて世界の平和と安定を守り、共同の発展を促進するとともに、世界の平和と安定を守ることを通じて中国自身の発展を促進することである。

新しい世紀に入ってから、中国は外交を実践する中でまたも一連の新しい構想と主張を打ち出して、独立自主の平和外交政策を豊富にし、発展させた。

隣国と仲良くすることは、中国の千年にわたって伝わってきた優良な伝統である。中国政府は隣国を友として友好的に付き合う外交方針と隣国と睦まじく付き合い、隣国を安定させ、隣国を富裕にする外交政策を引き続き実行し、周辺諸国に対し外交行動を展開する中で、互いに信頼し、協力し合い、意見が食い違う難題を解決し、周辺諸国と長期安定の友好協力関係を絶えず発展させる。また、区域的協力では、協議を通じて意見の一致を見、平等互恵、順を追って漸進する原則を堅持し、各側の利益と関心事を配慮し、実際行動でアジア諸国の共同の発展を推進する。

発展途上国との団結と協力を強化し、発展させることは中国外交の基本的な立脚点である。新しい情勢の下で、中国は南南協力と南北対話の推進に努め、発展途上国との互恵協力の新しい分野、新しい方途を模索し、力の及ぶ限りの援助を引き続き提供し、発展途上国が困難を克服し、自主的発展の能力を高めるのを援助する。

世界の戦略的安定を擁護、促進するため、中国は先進諸国との関係を安定、発展させ、主要大国と形式の異なるパートナーシップを確立し、共通の利益の合流点拡大に努め、意見の食い違いを善処し、世界の平和と繁栄を共に擁護、促進する。

「協力、対話、対抗回避」が中国外交の基本的原則である。ここ数年来、中国は国連事務に積極的に参与し、国連と安保理の権威と役割を擁護し、各種の国際機構に加入し、積極的な多角外交活動を展開し、反テロ、軍備抑制、平和維持、開発、人権、司法、環境などの分野の国際協力を努めて増進した。多角的外交活動によって、中国はしだいに自己閉鎖の状態から抜け出し、とくに地区問題と国際問題で一連の行動をとって、中国の積極的、主動的に世界的責任をより多く負い、責任を負う大国のイメージをちくじ確立していることを表明している。

中国は依然として発展途上国であり、外交政策はGDPの増加によって変わることがなく、今後どのように発展しても、依然として世界の平和的発展を守る積極的な力である。国際問題では、中国人民の利益と各国人民の共同の利益から出発し、事の理非曲直に基づいて自国の立場を決める。われわれは平和を求めるが戦争は要らない、繁栄を求めるが貧困は要らない、調和を求めるが対抗は要らないという世界人民の強い願望をよく理解し、平和的手段を通じて国際紛争を解決することを堅持し、地区のホットな問題の解決に真剣に参与する。中国は引き続き国際社会と共に努力して、世界の戦火を減らして安寧を増やし、貧困を減らして裕福を増やし、トラブルを減らして協力を増進するようにする。

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