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第9章 人民生活
9-6問 ここ数年来、中国の食品安全事故が一部の業界で頻発しているが、その原因は何か。中国はどのような措置をとって人民大衆の健康と生命の安全を保証するのか。

 答 1978年に改革・開放を実行して以来、中国は食品供給総量、食品品種の増加および国民の栄養状況改善の面で注目を集める成果をあげた。しかし、人口の多い発展途上国として、食品安全の面にもいくつかの無視できない問題が存在しており、その中で偽造品や粗悪品、有毒・有害食品を生産、販売する違法犯罪活動、食品安全事故および違法広告が相変わらず発生しており、消費者は大きな損害を受け、大きな不満と意見をもっている。

この状況を生み出した原因は多方面にわたっている。生産段階から見れば、現在中国に食品を経営する企業が300余万社あり、かなりの企業の経営管理が立ち遅れ、合格品生産の必須条件が欠けている。流通段階から見れば、波及する範囲が広く、管理が難しいため、一部の食品卸売市場は効果的な品質管理と安全保障措置がないため、食品が再び汚染されるかまたは偽物製造者にチャンスを与える。管理面から見れば、中国の食品安全管理権限は複数の部門に属しているが、このような段階別の監督・管理を主とし、品種の監督・管理を従とする監督・管理体制はしばしば職責がはっきりせず、管理が重複し、管理がとどかないなどの問題を生じやすい。同時に、食品認証システムは多くの部門に管理され、基準がまちまちで、しかるべき役割を果たしていない。

食品安全を確保し、系統的な安全保障を形成するため、ここ2年来、中国は一連の確実な措置をとって食品の安全を強化している。

一、最初の段階から食品の安全・衛生を保証する。食用農産物の栽培、養殖の環境と条件を積極的、効果的に改善し、生産・加工、包装、運送、貯蔵、販売から消費までのすべての段階で食品の汚染を抑制し、農地から食卓までの全過程の管理を実行する。

二、2003年から、中国は食品安全市場参入制度を全面的に実施し始め、食品生産の基本的条件を備えていない企業の生産資格を取り消し、安全衛生の審査にパスした企業の食品は強制的な検証を経てからはじめて出荷することができる。このほか、合格食品にQS標識を貼り、この標識が貼ってあるものは合格品である。

三、国際の経験を参考にして、食品安全の監督・管理体制をいちだんと整備する。2005年から、中国政府は各部門の管理職責をいちだんと明確にし、そのうち、農業部門は初級農産物の生産段階の監督・管理を担当し、品質検査部門は食品生産・加工段階の監督・管理を担当し、商工管理部門は食品流通段階の監督・管理を担当し、衛生部門は飲食業と食堂などの消費段階の監督・管理を担当し、食品監督・管理部門は食品安全の総合的な監督・協調と法によって重大事故の調査・処理を担当する。

四、食品衛生法律と衛生基準システムをいちだんと整備し、そのうち、「食品衛生許可証管理規則」は2006年6月から施行された。同規則は食品の生産・経営、飲食業に従事する企業と個人が衛生許可証を申請する条件と資質にはっきりした具体的な要求を提出し、申請と発給のプロセス、責任追究を規範化させており、食品市場と生産経営秩序を維持する上で重要な役割を果たしている。

上述措置の実施を通じて、中国はすでに食品安全法制、安全検査・測定、市場認証、市場参入、安全社会信用の五大システムを確立し、食品安全の応急反応メカニズムの構築を強化し、食品安全の特別整備活動を展開して、食品衛生の平均合格率に逐年上昇する傾向を保たせる。しかし、中国の食品安全情勢はいくらか改善されたとはいえ、食品安全作業は任重くして道遠しであることも知っている。中国はこれまでどおりに食品安全面の国際協力と交流を力を入れて推進し、世界各国の成功の経験を分かち合い、それを参考にし、全世界範囲内に調和のとれた効果的な食品安全なシステムを確立し、より多くの人に衛生的で安全な食品を享有させるために貢献する。

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