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答 実際に言えば、ここ数年来、中国のとった一連の農民増収措置は効果をあげている。2004年の中国農民の一人当たり純収入は6.8%伸びて、1997年来増加の最も速い年となった。2005年は、前年のわりに高い起点の上で、中国農民の一人当たり純収入はまたも6.2%伸びて3255元に達した。これは、農民の収入が長年低迷を続けた局面が変わりつつあることを物語っている。
しかし、農民の収入がわりに速く増加すると同時に、2005年の都市部住民の平均所得も9.6%の高い成長を実現して1万493元に達し、都市と農村の住民の収入の格差は依然として3.22対1であった。都市と農村の住民の収入の格差をどう縮めるかは依然として中国の当面の社会経済発展の中で差し迫って解決が待たれる際立った問題である。
中国は農業国であり、都市と農村の住民の収入の格差が存在する状況は千年も続いてきた。そのため短期間に一度にその格差を縮めるのは現実的ではなく、これには過程がある。このほか、中国人口の約70%が農村に住んでおり、そのうちかなりの住民の生活がわりに困難な状態にあり、農民の平均収入を1ポイント高めるのに、きわめて大きな努力を払わなければならない。それにもかかわらず、農民の増収ルートを絶えず広げ、農民の収入構造を最適化させ、農民の増収を促進する長期有効なメカニズムを逐次構築することは、中国政府の主な活動の目標となり、今後5年内に農民の一人当たり純収入を年平均5%以上増やすことを確定した。
この目標を実現するため、中国政府は「多く与え、少なく取り、活性化させる」方針に従って、一連の措置をとって農民の増収ルートを広げ、農民の収入が持続的に増加するように促している。これらの措置は次の通り。
一、国の農業支持をたえず強化し、財政、税収とその他の政策の面で農村をいちだんと配慮し、県・郷の財政難を緩める関係政策・措置を積極的に制定し、農村の教育、医療・衛生、文化などの社会事業への投入を増やす。これと同時に、食糧栽培農民に対する直接補助、優良品種補助、大型農機具購入補助などの政策を引き続き整備、強化し、その他の各種の農業補助政策を検討、制定し、農民の移転的収入を増やす。
二、農業内部の増収の潜在力の掘り出しに努め、食糧生産の相対的効果と利益を高め、多ルート、多方式で食糧増産と農民の増収を促す。同時に、国内外市場の需要に基づいて、地元に適した方法で農業の生産配置を調整し、最適化させ、良質の著しい特色があり、付加価値の高い農産物を大いに発展させ、養殖、園芸などの労働集約型生産物と自然食品の生産を拡大し、特色ある農業を大いに発展させ、市場のシェアを高め、競争力のある優れた産業を形成する。
三、郷鎮企業を大いに発展させ、郷鎮企業が技術の進歩と産業のグレードアップを加速するように導き、労働集約型産業と農村のサービス業を大いに発展させ、農村の労働力を地元と周辺地区で就業させる能力を強める。
四、出稼ぎ農民の移転と就業に対するさまざまな差別的規定と不合理な制限を積極的に整理、廃止し、都市と農村の統一的な労働力市場と公平競争の就業制度を逐次確立し、農村の労働力の移転と就業を導き、農民の労務収入を増やす。
農民の収入問題は当面の中国の農業、農村、農民の問題の核心であり、百方手を尽くして農民の収入を増やし、広範な農民が衣食問題が解決された状態からいくらかゆとりのある生活を送れるようにすることは、中国が直面している根本的、全局的な活動である。これら一連の措置の実施につれて、中国は農民の収入を徐々に、効果的に増やし、都市と農村の格差を絶えず縮めて、共に豊かになるようにすることが予見できる。
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