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董建華氏、「英知に富む『一国二制度』、祖国と運命を共にする香港」

 1997年7月1日、百年間風雨にさらされてきた香港は祖国に復帰した。中国政府は香港に対し主権行使を回復し、香港の発展はこれによって新たな時代に入った。

 

今年の7月1日、香港は祖国復帰10周年の記念日を迎える。繁栄した経済、改善されつつある市民の生活、調和ある社会、これらの香港社会の現実は、「一国二制度」の構想がすでに実現され、大きな成功を収めたことを物語っている。

 

香港パークのすぐ隣にあるベージュ色の建物は、当時、中英交渉が行われた場所であった。ここで、全国政治協商会議副主席で香港特別行政区初代行政長官の董建華氏が、記者の取材に応じた。

 

香港特別行政区の初代行政長官であった董建華氏は、香港復帰を目撃した人であり、また、主役の一人でもあった。「イギリス国旗が降ろされ、中国の国旗が徐々に掲揚され、国歌が会場に響き渡った際、私は強い誇りで胸がいっぱいであった。この忘れることのできない一刻を、私は世界中の中国の人々とともに体験した」と、董建華氏は当時を振りかえて語った。「中華人民共和国香港特別行政区基本法を擁護し、中華人民共和国香港特別行政区に忠誠であるを誓い、職務を忠実に果たし、法律を順守し、清廉で公務に励み、香港特別行政区のために尽くし、中華人民共和国中央人民政府と香港特別行政区に責任を負う」と宣誓した当時の自分の気持ちについて、董建華氏は、「自分や香港の市民たちに対する中央政府の信頼を得てすごく光栄に思う一方、自分の肩の責任の重さをもつくづく感じた。この歴史的な責任を負っているために、失敗することは許されず、どうしても成功させなければならない」と語った。

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