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董建華氏、「英知に富む『一国二制度』、祖国と運命を共にする香港」

 

その時から、あっという間にすでに10年間が過ぎ去った。ここ十年来、東アジア金融危機、新型肺炎の流行など、香港はさまざまな危機を乗り越えてきた。中央政府の強力なサポートや香港市民の努力のもとで、香港の景気は回復し、就職率も絶えず向上している。さらに重要なのは、市民たちが香港の将来について自信満々で、経済の発展をも楽観視している。董建華氏は、「この十年間の香港の歩みは、「香港の人々が香港を上手に管理することができる。自信を固めることが大切だ」という鄧小平氏の英明な決断を立証している」と語った。

 

「一国二制度」の香港での実践について、董建華氏は、「いかなる新たな政策も実施に付されると、さまざまなチャレンジに直面することになるだろう。しかし、私は「一国二制度」に対し、確固たる自信を持っている」と語った。

 

香港が復帰して早々、董建華氏は香港市民に向けて「香港はすばらしい、祖国もすばらしい。祖国はすばらしいし、香港はさらによくなる」という一句をよく口にした。この祝福の言葉は広く伝わり、盛大な式典の場や、社会各界のイベントにおいて、しばしば耳にすることができる。董建華氏はこれについて、「私はより簡潔な言葉によって市民たちに説明したいと思っている。つまり、香港は中国の一部であり、祖国と運命をともにするものである。アヘン戦争以後、香港は祖国から切り離されることを強いられたが、新中国の成立以後、特に改革開放いらい、中国の国力が絶えず増強し、そのおかげで香港が祖国に復帰することが可能となったのだ」と語った。

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