南部の洪水による死者が101人に
中国民政部のデータによると、9日16時現在、中国南部の集中豪雨で、四川、重慶、湖北など7つの省・直轄市で、2783.22万人が被災し、死者は101人、行方不明は26人に達し、77.53万人が緊急避難している。
洪水で213万ヘクタールの農作物が被害をこうむっており、そのうち35万ヘクタールについては収穫不能となった。また、家屋倒壊は7.55万棟、損害を受けた家屋は29.56万棟となった。災害による直接損失は68.95億元にのぼり、そのうち農業の直接損失は36.89億元に達すると見られている。
6月28日来、中国の淮河流域、四川省東部、陝西省南部などの地域は、連日大雨や豪雨にさらされている。強い降雨が四川、重慶、湖北など7つの省・直轄市に深刻な山津波、冠水、山崩れ、土石流などの災害をもたらしている。
7月6日~9日、江蘇、安徽両省域内の広い範囲が豪雨に見舞われ、淮河主流は警戒水位を上回り、災害が急速に拡大した。
なお、9日現在、四川、重慶、陝西、河南など省・直轄市の洪水による災害は沈静化しつつある。