中国湖南省衛生庁の責任者は18日、湖南省政府が行った記者会見で、「効果的な予防措置を講じたため、このほど、洞庭湖地区で大量に発生した野ネズミが疫病の流行をもたらすことはない」と述べた。
ここ数日の豪雨で水位が上昇したため、洞庭湖のネズミが堤防周辺に集り、大きな被害をもたらした。ネズミの大量発生後、衛生部門は素早く、ネズミによる疫病予防対策を発動し、ネズミによる疫病についての監視、通報を強化すると同時に農薬や殺虫剤など有毒な化学物質に対する管理を強化し、食品や飲用水による中毒を厳しく防止する対策を取った。
この責任者は、また「洞庭湖はペストの発生地ではなく、ここ数年、洞庭湖で、鼠によるペストや流行性出血熱が発生したことはなく、17日までの時点で、湖南省では、ペスト発生の通報はない」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より 2007年7月19日