中国政府がナイジェリア農業・水資源省に供与する鳥インフルエンザ対策用支援物資の引渡式が11日、同国の首都アブジャで行われた。抗マラリア薬42万9000箱、抗マラリア注射薬10万セットに続く、新たな支援物資の供与だ。今回の支援物資は総額500万元相当。中国側は在ナイジェリア中国大使館の徐建国・大使と黄傑・商務処参事官、ナイジェリア側は農業・水資源省のサヤーディ・アッバ・ルマ大臣が出席した。
徐建国大使は「中国とアフリカの双方が高度に重視し、共に努力する中、中国の対アフリカ支援は各件順調に実行に移されている。中国は対アフリカ支援においていかなる政治的条件もつけず、またいかなる政治的特権も求めていない。中国は発展途上国として、科学技術・農業・医療衛生を含む各方面の有益な経験を、ナイジェリアなどアフリカの発展途上国と分かち合い、またでき得る限りの支援を提供していく」と述べた。
アッパ・ルマ大臣は、中国の政府と国民が、鳥インフルエンザ対策や医療衛生の面でナイジェリアの政府と人民に与えた誠実で無私な支援に、感謝の意を表明。「中国政府からの支援は、鳥インフルエンザを抑え込み、最終的には取り除くためのナイジェリア政府の能力を間違いなく高める。中国が改革開放後の30年近くで成し遂げた業績は世界が注目するものであり、ナイジェリア政府は感染症対策や医療衛生環境の改善などの面で、中国政府の経験を参考とし、各分野での互恵協力を強化していく」と述べた。
「人民網日本語版」2007年11月12日 |