2010年開催予定の上海万博は、リビアの参加が確定したことで、アフリカ諸国で中国と外交関係を樹立した48カ国がすべて参加することが明らかとなった。万博の歴史に、まったく新しい記録が打ち立てられた。
発展途上国で初めて開催される世界的な大イベントであることから、中国政府はアフリカ諸国を含むすべての発展途上国の出展を高く重視。発展途上国の出展を支援するため、特に1億ドルの「万博支援基金」を創設した。昨年3月に温家宝総理署名の招待状が届くと、アフリカ各国は前向きに反応、次々に出展を表明した。
主催者側はアフリカ諸国のために、すでに3万1000平方メートルの共同パビリオンを用意。「統一参加、統一展示」の理念と「各国パビリオンの個性的展示」を指導思想に、アフリカ全体のイメージと悠久の歴史・文化を展示、アフリカの都市化のプロセスと経済発展の思想を際立たせる方針だ。共同パビリオンの南側には14区画、計7000平方メートルのスペースも用意。パビリオンの独自建設やリースにも対応できるようにする。
上海万博は現在までに179カ国・国際機関の出展が確定している。これは万博の歴史における出展国・国際機関数の記録を更新するだけでなく、200カ国・国際機関の出展を誘致するという上海万博の壮大な目標にも近づくものである。
「人民網日本語版」2007年11月14日 |