山東省済南市は10月30日から、政府活動報告の起草に関する意見の公募を始めた。これまでに専用ウェブサイトへのアクセス数は延べ14万人に達し、一般市民から電子メール2000通余り、電話2500件余り、手紙600通余りによって、非常に多くの建設的な意見が寄せられている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
これまで政府活動報告の起草は、一般市民にとって常に神秘的なものだった。まず政府部門が草稿をまとめ、次に狭い輪の中で意見を求め、最後に人民代表大会に上程されていた。
済南市は今回、起草前に全市民から提案を公募するにあたり、いかなる制限も条件も設けていない。済南市は「済南日報」の場を借り、市民は2週間の間、電子メール、電話、手紙、訪問などの形で意見や提案を提出することができる。さまざまなルートからまとめてみたところ、市民から寄せられた声には、住宅保障、合法権益の保護、都市建設管理といった長期的な問題もあれば、視覚障害者用誘導ブロックへの妨害、騒音公害、駐車料金といった身のまわりの小さな問題もある。
来年の元旦前後に招集される済南市の第14回人民代表大会には、一般市民の意見を効果的に吸い上げた政府活動報告が上程される見通しだ。
「人民網日本語版」2007年11月15日 |