このほど中国青少年研究センターと中国人民大学の人口と発展研究センターによって公表された「当代中国青年人口発展状況研究レポート」によると、2005年度、総勢2.94億人の14~29歳の青年のうち、30.22%が都市部、17.22%が鎮(県、自治県には鎮が置かれている)、52.56%が農村部で生活しており、都市化レベルは47.44%。総勢4.297億人の14~35歳の青年のうち、30.75%が都市部、17.77%が鎮、51.48%が農村部で生活しており、都市化レベルは48.52%。この二つの年齢層の青年人口の都市化レベルは全国レベルの42.99%を上回る。
青年人口の都市化レベルが全国レベルを上回っているのは、青年の都市化はほかの年齢層の人々より大規模かつ速いプロセスであって、青年たちが社会の進歩と工業文明の成果をより速く享受できることを表している。ある意味では、中国の都市化は若者の都市化であるといえる。
それと同時に、農村部の青年たちが都市部に流れることにより、都市部における中青年の比率が高くなり、逆に農村部では青年の比率が低くなり、農村地域の老齢化が進み、農村の発展に影響を及ぼしている。
現在、わが国の流動青年人口はすでに7600万人を上回り、そのうち、遠距離に流動する中青年の比率が高い。これは彼ら自身の発展に有利なだけではなく、結婚相手を探す範囲が広がり、社会の人々の融合を促進するのに役立つ。
「チャイナネット」2007年12月18日
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