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中国で独居高齢者世帯が急増
発信時間: 2007-12-18 | チャイナネット

近年中国で、子供が高齢者のそばにいない、あるいは高齢者が独居を望む世帯が急増していることが、中国全国老齢事業委員会弁公室が17日に発表した「中国都市・農村高齢者人口状況追跡調査」で明らかになった。

都市部では高齢者だけで暮らす世帯が49.7%(単身8.3%、夫婦41.4%)、他の家族成員との同居が50.3%、農村部では高齢者だけで暮らす世帯が38.3%(単身9.3%、夫婦29.0%)、他の家族成員との同居が61.7%を占めた。このうち子供などとの同居を望む高齢者は都市部で37.1%、農村部で54.5%、老人ホームなどへの入居を望む高齢者は都市部で16.1%、農村部で15.2%だった。

中国老齢科学研究センターの張カイ悌・研究員によると、「空巣老人」(1人暮らしの高齢者、あるいは高齢夫婦のみの家庭)の割合は2000年には41%だったが、近年都市と農村の双方で急増しており、高齢者事業の発展において、早急な解決を要する問題となっている。

「人民網日本語版」2007年12月18日

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