夫婦間の感情問題に関するサービスに専門的に従事する「離婚倶楽部」がこのほど、南京に設立された。倶楽部は離婚コンサルタントの延長で、主に離婚経験者向けに開設された。生活や愛情への自信を取り戻してもらうことが目的の「感情治療」を行うという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
家庭の問題が増加するのに伴ない、夫婦感情へのアドバイスがより必要とされるようになった。近年は全国各地で各種離婚コンサルタントが時運に応じて現れ、俗に「離婚会社」などと呼ばれたりもしている。ここでは特別な研修を受けた婚姻アナリストが、とまどう人たちに専門的なアドバイスを行う。「冷戦」夫婦に間違いを指摘したり、「問題のある結婚」に薬を処方したりする。
「多くの人は離婚前の苦痛にもがき、ようやく決意して離婚しても、次には別の苦痛に陥る。心の影から抜け出すのは難しく、心理的なつかえを取り、交流や思いやりに触れることが必要なのです」。こう語るのは倶楽部設立者の一人で「南京維情婚姻服務公司」の婚姻アナリスト・陳思語氏。彼女はこのサービスを提供するため、「江蘇婚姻弁護士網」の首席弁護士・孫韜氏や、南京昊駿調査公司の顔俊・経理と共に、今年11月に「快楽離婚倶楽部」を立ち上げた。
倶楽部では流行のチャットサイト「QQ」を主な交流ベースとしている。定期的に集会や旅行などのグループ活動を行い、費用は参加者が公平に負担する。1カ月と少しの間に、倶楽部のメンバーは2~300人にまで増えた。顔経理によると、倶楽部には同じ傷を持った人同士が思いを吐露したり、交流したりする場があり、多くの人が離婚後にこれまでなかったような思いやりを感じているという。
「人民網日本語版」2007年12月26日 |