北京市の小中学生14万人全員を対象とした「カード登校システム」が同市朝陽区で来春から実施される。「北京晩報」が伝えた。
各生徒が携帯することになるカードには固有のコードが含まれ、登校時に専門の機械に向かってカードをかざせば、校内のネットワークと連動して生徒の登校をチェックできる仕組みとなっている。保護者は電気通信部門に申し込めば、子供が学校に着いたことを確認するお知らせショートメッセージを受け取ることが可能となる。
各校ではすでにシステムのネットワーク化がスタート、54校ではシステムの試用が始まった。生徒はカードで学校に入り、校長はじめ教員は生徒全員の登校状況をネットワークでリアルタイムに把握できる。学校は試行期間中、保護者に「生徒登校確認ショートメッセージ」のサービスを無料で提供する。
同区では、監視カメラなどによる警備システムの整備も始まっており、来年1月に区内81校でまずシステムの使用が開始される。学生寮や食堂、運動場、体育館、実験室など重点施設に監視カメラや赤外線警報装置が配備され、ネットワークにより公安部門ともつながっているという。区内全小中学校へのシステムの完備は2009年に実現する予定。
「人民網日本語版」2007年12月27日
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