ホーム>>社会>>社会ニュース |
全国14の省で7786万人が雪の被害 緊急対応を強化 |
発信時間: 2008-01-29 | チャイナネット |
|
1月28日、合肥市駅に停車する大雪で遅れた列車
民政部救災救済局によると、28日午後2時までに、1月10日からの雨や雪の天気で安徽省、江西省、河南省、湖南省など14の省(区、市)では7786万2000人が被害を受け、24人が死亡、直接的な経済損失は220億9000億元になった。農作物被害面積は4219.8千ヘクタールで、倒壊した家屋は10万7000軒、壊れた家屋は39万9000軒に上った。 中央気象台は28日18時、再び吹雪の警報を出し、29日夜から30日にかけて湖南省中南部、安徽省南部、江蘇省南部、上海市、浙江省北部、江西省北部では大雪の降る可能性があると予報している。その中でも、湖南省中部、安徽省東南部、浙江省北部の一部の地域では吹雪く所もあるという。また貴州省中南部、湖南省中南部、江西省中北部、広西省北部、安徽省南部、浙江省西北部などの一部ではみぞれと予測されている。 雪の災害、大気循環の異常と関係 中国気象局の于新文報道官によると、1月中旬以来の広範囲にわたる吹雪は、地球温暖化によって起こった極端な気候だという。 国家気象センターの楊貴名予報員は、今まででも珍しく長時間、広範囲での降雪が15日間に3度もあり、その原因は主に大気が中国の黄淮や江淮地区で循環したため雪が続いたと話す。そして今回の吹雪の発生の背景には、主に大気循環の異常とラニーニャ現象と関係があるという。
各部門の措置 鉄道部、迅速に通行の秩序を回復 28日、広東省韶関市で、足止めになった人々に食品を配布している様子
28日、除雪して「春運」を保障する南京駅
雪の影響で全国の一部の鉄道では遅れが生じ、多くの乗客が駅に足止めになっている。鉄道部の劉志軍部長は各鉄路局に対して、迅速に運行の秩序を回復し、足止めになった乗客を分散して運ぶことを指示した。 民政部、1400万元の救済応急資金を 雪の被害に応対するため民政部は、財政部と共同で1月22日、17億5000万元の中央生活救助資金を拠出した。また被災した人々の生活面での困難を解決するため、1月25日、民政部は財政部と合わせて湖北省と湖南省に、1400万元の救済応急資金を手配した。 民航総局、各航空運輸の保障作業を 民航総局は28日、全業界の緊急会議を開き、災害をもたらしている天候のもとでの航空運輸の保障作業を確認した。民航総局の李家祥代理局長は、航空運輸の安全を確保し、できるだけスケジュール通りに運行して、飛行できない場合にはサービスを強化することを求め、最も大切なのは飛行の安全だと述べた。 中石化、石油製品の供給を保障 28日、中国石油化工集団(シノペック)によると、中石化の販売企業はすでに応急対策を始動させ、有効な措置を取って、石油製品の市場供給を保障している。 「チャイナネット」2008年1月29日 |
|