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バレンタインデーに中国文化が浸透
発信時間: 2008-02-15 | チャイナネット
  外国から入ってきた2月14日の「バレンタインデー」はさまざまな論争があったものの、次第に人々に受け入れられてきた。今年は不思議なことに、この「西洋の祝日」に中国伝統文化の色彩が加わっているという。

  バレンタインデーの数日前、福建省福州市の鼓楼区に住む葉蕾さんはよく行く工芸品店で様々なプレゼント用の小物を見て中国伝統文化の要素が色濃く取り入れられているのに驚いた。蘇州の泥人形ペア、広州の中国結びから変化してきた「恋人」結び、福州地元のカップル花提灯……店主は「これらの小物は若者に大変人気で、ペアの泥人形はほとんど売切れた」と話す。

  若者たちの間では今年、伝統文化の尊ぶ倹約精神と時代の風潮に富むグリーンな消費意識がバレンタインデーの主流となっているようだ。

  2月14日は大学の開校日と重なる。福建省では大学のホームページに学生が共同で提唱した「倹約バレンタインデーを過ごそう!バラの花の過剰包装はしない!」のスローガンを掲載した。厦門(アモイ)大学では学生が「バレンタインデーで節約した一部を雪害の被災地に寄付し、困難な生活をしている人々を助けよう」と呼びかけた。 
 
  外国から入った「バレンタインデー」に中国の伝統文化の要素を取り入れて楽しむ人が増えてきた。福州大学人文社会科学院の許闘闘院長はこれに対し「中国の伝統文化の奥深い包容力と驚くべき創造力を体現している。『バレンタインデー』は西洋の祝日ではあるが、すでに中国人の生活スタイルを豊富にし、伝統文化もこの西洋の祝日に溶け込んで自己表現している」と指摘する。

  専門家は中国の伝統的な祝日により多くの若者が参加するよう、単に伝統文化を教え込むのではなく、シンプルで受け入れやすい新たな創造が必要だと考える。上海大学社会学部の顧駿教授は「開放的な姿勢で全人類の文化的精粋を吸収し、中国社会の健全な前進を後押しなければならない」と話す。


  「人民網日本語版」2008年2月15日

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