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「南水北調」の幹線がほぼ貫通 3月末に送水が開始
発信時間: 2008-02-27 | チャイナネット

北京市水務局によると、「南水北調」(南部の水を北部に供給する中国の重要な水利プロジェクト)の幹線がほぼ貫通し、3月末に水が輸送される。4月には河北省の3億立方メートルの水が北京に流れ込み、北京の地表水、地下水、外部から集めた水が合わせて調達できるようになる。

北京市水務局の焦志忠局長によると、「南水北調」北京区間の工事は、北京市の水利史の中で、密雲ダム建設と並ぶ大型プロジェクトだという。「南水北調」は、4つの河、12の道路、11の鉄道、23の橋を通り抜けており、北京区間の80キロの幹線工事では、2200万立方の土や石が用いられ、流し込んだコンクリートは54万平方メートルにも上った。

しかし北京市の水資源不足は依然として厳しい状態で、ダムの貯水量不足、地下水位の低下、水の需要の増加など新たな問題が現れている。水務局の関係者は、3億立方メートルの河北省の水資源は、北京市の年間水使用量の10%ほどを占め、水資源不足を根本的に解決することはできないと話す。

北京市の1日の給水能力は、従来の265万立方メートルから295万立方メートルに上がっているが、北京市は今後も引き続いて、節水に取り組む方針だ。

「チャイナネット」2008年2月27日

 

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