女性総合誌「中国婦女」は28日、第3回「中国(都市)女性の生活の質調査」の結果を発表した。それによると、調査対象となった20都市のうち、女性の「幸福感」が最も高かったのは大連で、以下、上海、寧波(ニンポー)、北京、青島、武漢、鄭州、杭州、西安、深センが続いた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
回答者の55.3%が「現在の生活は幸福」と答え、幸福感に最も大きく影響するのは「職業」「結婚」「収入レベル」であることがわかった。都市別にみると、大連は回答者の70.8%が「現在の生活は幸福」と回答し、各都市をぬきんでて全国トップに立った。
今回の調査では特別に、過去5年間の生活の質に対する評価が質問項目に設定された。その結果、約8割の回答者が「過去5年間に生活の質が向上した」と答え、具体的な現れとして主に「収入の増加」「住宅事情の改善」「通信手段の一層の発展」「交通の一層の利便化」の4点が挙げられた。
都市に暮らす女性の多くが生活を圧迫する主なものとして挙げたのは、「事業」「子供の教育」「高額な住宅ローン」「自動車ローン」などで、生活の最重要ポイントとして挙げたのは「安定した職業をもつこと」「整った社会保障システムを備えること」「結婚すること」「高い収入を得ること」だった。
今調査は「中国婦女」雑誌社と華坤女性生活調査センターが共同で行ったもので、全国の大中20都市で4カ月にわたり実施された。主な質問項目は、回答者の基本的な状況、生活の質に対する評価、社会参加状況、居住環境、職業、健康状態など。
「人民網日本語版」2008年3月2日
|