「今の学生の読書習慣は流行の影響を大きく受け、方向性がない」広州市第3中学で16日に開催された広州市第3回中学生読書祭で、ある中学校の図書館長は、中学生がインターネットのオンライン小説に夢中になり、図書館で本を借りるのが減っていると述べた。「信息時報」が伝えた。
広州市教育局教育研究室研究員の周成氏によると、インターネットでオンライン小説を見るのが好きな学生は多く、有名な古典を紙媒体の本でゆっくり読む人は減っている。このためここ数年読書祭を開催して学生に読書を重視してもらう試みがなされている。
広州市第80中学校の図書館長である李莉氏は「インターネットでのベストセラー小説は学生に大変人気だ。図書館に入ってきた途端にベストセラー小説がないかどうかとたずねる学生さえいる」と述べ、インターネットが学生の読書の傾向に影響を与えていると指摘している。
執信中学の図書館長である陳東濤氏によると、図書館で貸し出される本は1日に100冊足らずで、1カ月の平均貸し出し数も1000冊あまりだという。今の高校生や中学生はストレスが大きく、従来に比べて読書量が減っている。
「人民網日本語版」2008年3月18日
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